排水管やグリストラップの詰まりについて

東京水道修理隊

グリストラップや排水管の詰まりに有効な原因と対策

グリストラップとは飲食店などに設置されている油水分離阻集器のことです。油脂を含む汚水が排水管設備を妨げないように義務付けられた装置です。

現場状況

グリストラップの内部に設置されたバスケット内に野菜くずなどの残飯が溜まり、油カスなどの油脂が浮いてスカムとなって表面に溜まります。
定期的な清掃を怠るとグリストラップの詰まりという大変厄介な状況になってしまいます。グリストラップの詰まりは油かすなどの汚れにより、管内で油が固まりつ詰まりが発生したりする現象です。
またグリストラップの詰まりを放置しておくと、悪臭や害虫発生の原因にもなります。グリストラップの詰まりには徹底した原因と対策及び詰まり抜きなどの対処が必要です。
詰まりの原因にはグリストラップの汚れによる機能低下が要因として考えられます。正常に油脂分を分解できず、配管内で油が固まり閉塞することで詰まりが発生するケースが多いようです。
またバスケット部分の目詰まりにより野菜くず等のゴミが阻集できずに、グリストラップ内に混入し配管内に流れ出てしまうことも原因の1つです。

このようなグリストラップの詰まりの対策には、専門の業者に依頼をすることが一番の解決策です。専門業者の詰まり対策の方法は油脂や汚泥の除去作業から始まります。その後専用の高圧洗浄機でグリストラップ内部や排水管をバキューム洗浄します。また不衛生な環境や悪臭などが原因で発生する、害虫や微生物の対策も併せて行ってくれるというから安心です。さらにグリストラップの清掃と排水管の内部洗浄を、同時に行うことで詰まりの原因を根こそぎ退治することで可能だといいます。

グリストラップのメンテナンスについて

グリストラップのメンテナンスは、正常な機能を維持し、効果的な油や脂の処理を確保するために重要です。以下に一般的なグリストラップのメンテナンス手順をご紹介します。
●定期的な清掃
グリストラップ内部の油や脂を取り除くために、定期的な清掃が必要です。清掃の頻度は使用状況や負荷によって異なりますが、一般的には1か月に1回以上の清掃が推奨されます。
●油の除去
グリストラップ内にたまった油や脂を除去するために、専用の油分解剤や洗剤を使用します。適切な油分解剤を選び、メーカーの指示に従って使用することが重要です。
●フィルターの清掃
グリストラップにはフィルターが装備されている場合があります。フィルターは油やゴミの堆積を防止する役割を果たしていますので、定期的に清掃し、詰まりや損傷がないか確認しましょう。
●グリーストラップの点検
定期的にグリストラップ全体を点検し、漏れや損傷がないかを確認します。また、排水口や逆止弁などの部品や配管も点検し、正常な状態であることを確保します。
●メンテナンス記録の管理
清掃や点検の記録を適切に管理しておくことも重要です。メンテナンスの履歴を管理することで、問題が発生した際に対応しやすくなります。

グリストラップのメンテナンスは衛生面や設備の効果を確保するために欠かせない作業です。適切なメンテナンスを行うことで、トラブルや不快な臭いの発生を予防し、環境や衛生に配慮した適切な処理を実現することができます。

グリストラップから排水菅に油分が流れていく
グリストラップの設計や使用方法によって、完全に油分を防ぐことは難しい場合もあります。しかし、油分が排水管に流れることを最小限に抑えるために以下の対策が有効です。
グリストラップの適切な設置
グリストラップは排水口の直前に設置されるべきです。これにより、油や脂が排水口に到達する前にグリストラップに捕集されます。
●定期的な清掃
グリストラップの定期的な清掃を行うことで、溜まった油や脂を取り除きます。清掃の頻度は使用状況に応じて決定し、通常は1か月に1回以上が推奨されます。
●油分解剤の使用
グリストラップ内に専用の油分解剤を使用することで、油や脂を分解し、排水管への流出を最小限に抑えることができます。油分解剤の使用方法には、メーカーの指示に従う必要があります。
●適切な廃油処理
使用済みの油や脂を適切に廃棄することも重要です。油分を捨てる際には、地方の廃棄物処理のガイドラインや法律に従って処理を行いましょう。
●棚やストレーナーの使用
グリストラップの下流側には、棚やストレーナーを設置することができます。これにより、油やゴミの進入を防ぎ、排水管への流出を防止します。

これらの対策を組み合わせることで、グリストラップからの油分の排水への流出を最小限に抑えることができます。しかし、完全な防止を保証することはできないため、定期的なメンテナンスや適切な油分解剤の使用を継続することが重要です。

末期で排水菅が詰まってしまう
排水管が末期的に詰まってしまった場合は、専門の水道業者に修理や清掃を依頼することが最善の方法です。以下は一般的な対処策ですが、詰まりが深刻な場合は専門家の助けを求めることをおすすめします。
●パイプクリーナーの使用
パイプクリーナーは市販されている特殊な薬剤で、詰まりを解消するのに効果的です。使用方法に従って、パイプクリーナーを詰まりのある箇所に注入し、一定の時間放置します。その後、十分な水で洗い流します。ただし、パイプクリーナーの使用には注意が必要であり、使用方法や安全対策を守る必要があります。
●除去工具の使用
詰まりを解消するための専用の除去工具を使用することもあります。例えば、排水管詰まりの解消にはパイプクリーニングワイヤーや吸引カップ(プランジャー)などが使用されます。使用方法に従って、除去工具を詰まりのある箇所に適用し、力を加えて詰まりを解消します。
●高圧洗浄機の使用
深刻な詰まりの場合は、専門の業者による高圧洗浄機の使用が必要となる場合があります。高圧洗浄機は、強力な水圧で排水管を洗浄し、詰まりを解消します。高圧洗浄機は専門的な操作が必要なため、安全に使用するためには専門家の助けを借りることが重要です。
●専門業者への依頼
排水管の末期的な詰まりは、DIYで対処するのが難しい場合があります。このような場合は、経験豊富な水道業者に修理や清掃を依頼することをおすすめします。専門家は適切な道具や技術を持っており、効果的な対処方法を提供してくれます。

注意 一部の詰まりは、DIYの対処では解決できない場合があります。また、適切な対処方法を知らずに無理な力を加えると、さらなる損傷を引き起こす可能性があります。安全かつ効果的な解決策を求めるためには、専門の水道業者に相談することが重要です。


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